お礼がほしくて助けたんじゃないんだからねッ

一時はどうなることかと思ったけど、順調に仕事が進みました。
というわけで、電車で帰るべく早めに職場を出ました。


駅までの道を歩いていると、後方からバカっぽい騒ぎ声が。
やだなぁ、このまま信号渡ると出くわすなぁ、と思ってたら
神崎と菊千代だったよアワワ
ごめんよう。気づかなかったよぅ


すさんでいた心がすっきりしつつ歩いていたら、前方から「ガリッ」とすごい音。
車が縁石に乗り上げてしまったようです。
あらら、と思いつつスルー。
…しなかった人が一人。
神崎、お前偉いよ。漢だよ。


押したり引いたりしてみたけどなんともならず、
けっきょく力押しで乗り切りました。
縁石がごろりとイったのは見なかったことに。


結局力になれなかったのに、感謝されてしまった。


そして電車は行ってしまいましたとさ。
「いつか善行が巡ってきますよ」
うん、いい言葉だ。ありがとう菊千代。