続・アサバさんの狩猟日記 第一章

ユクモ村でのんびり湯治したアサバさんは、村人にハンター業務を依頼されるのであった。
「住居はこちらで用意しまs」「いいだろう。太刀を寄越せ」
「ええと、部屋に装備を一式用意s」「太刀を寄越せと言ったぞ」
ユクモの笠を目深にかぶり、ドスジャギイとかをメッタ切りにするアサバさん。
快調に村クエを消化する彼女の前に、強敵が現れる…!

死闘!魔鳥クルペッコ!!

所詮村クエだし支給品で戦えるよね、とか思ってたアサバさん。
「ご主人!切れ味がボロボロだニャ!」「砥石が切れた」「!?」
羽だろうと尻尾だろうと無常に弾かれるアサバさんの太刀はもうボロボロで真っ赤っか!
ガッキーン!ガキーン!
「ご主人!リタして砥石を持ってくるニャ!」「やかましい!怖いなら下がって見てな…!」「ご主人…まるで成長していないニャ…!」
しかし!偶然にもクリーンヒットする太刀!
「そうか…腹に正確に切り込めば…!」
残り時間は5分を切った!だが土壇場の集中力でアサバさんはクルペッコを正確に刻んでゆく!タツジン!
死闘の末、地に倒れ伏すクルペッコ。アサバさんは剥ぎ取りも忘れ、鉄刀だった棒切れを投げ捨てて息をつくのであった。


うそです普通に剥ぎ取りました。