空に魚の飛ぶ街で
モノトーンミュージアム初プレイ。
Web版チラ見した程度のモノしろさんですが、製品版は大分かわっているようなのでまあ無問題。
タイトルのメルヘンぢからが大変高くてきゅんきゅんしました。
- マクシミリアン・モリオカ(狩人/戦人)
- ミドル戦闘で走った出目のせいで過剰な期待を一身に受けてしまった人。そして見事に期待にこたえるのであった
- ソーニャ(従者)
- コネのお嬢様を溺愛する執事。セリフを丸投げしたりして暴れる。
- セドリック・コーダ(職工/からくり)
- 自作の人形を愛する技師であったが、代償のROC表で人形愛を失い存在意義の喪失に悩むことに。
- クトゥー・ル・ルイエ(異形・海守り)
- "深き国"から来た名状しがたき異形。通称くーちゃん。街人と海守りの種族間対立に心を痛めるがお前が元凶な気がしなくも無い。
- ミランダ・ゲハイムニスフォル(裁縫師/術者)
- 貴重な純正ファンタジー要因。妄言の海をものともせず情報収集を見事統率しきる。
公式シナリオにつき詳細略。
以下ダイジェスト。
- 「俺たちは御標に従うことを……強いられているんだッ!」「集中線自重」
- 「妄言吐いても"ほつれ"ってことにして誤魔化せるから良システム」「裁縫師が過労死しますよ」
- 『ああっお嬢様は今日もお可愛らしい……』「しまった忠誠心は鼻から出るタイプか」
- 「忠誠心はシモからも出ます」「第二ラウンドでどうぞ」
- 「魚が空を泳いでますよ」「ホホジロザメとか」「いや戦りあう時に不利だからイワシとかにしよう」
- 「生臭い話になってきたな……」「魚だけにな(ドヤァ)」「せやな」
- 「お嬢様イサキは?イサキは泳いでるの!?」
システム感想。
剥離値と兆候表が面白い。剥離値がセッション終了時に一定値だとジャーム化するのに加え、セッション中に一定値以上に「上昇するたびに」何かしらの悪影響が発生してコネとか境遇とかを喪失する羽目になったりする。ダロをスリリングにした感じ。
シナリオ的には、人を幸せにするはずの御標が人を不幸にする皮肉感がたいへん面白い。インカルツァンド付属リプレイとかすごい好みだった。
PCのやるべきことも明確だし、遊びやすい良システムではないでしょうか。